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チュニジア特集

■モザイクのような歴史を刻む 壮大な世界文化遺産
地中海交易の要衝に位置するチュニジアは、古代から覇権を争う壮大な歴史絵巻が長きにわたって繰り広げられてきた。高度な文化と圧倒的なパワーを見せつけるローマの都市遺跡、北アフリカのイスラムの聖地、キリスト教の足跡・・・。ひとつひとつに刻まれた深い歴史を感じ、いくつもの文化が折り重なった重厚な魅力に感動しよう。
・古都ケロアン
マグレブ諸国で最初にできたイスラム都市。ウマイヤ朝、アグラブ朝、ファティマ朝、ズィーリ朝と、歴代アラブ王朝の首都として地中海世界のなかで繁栄を極めた。現在でもイスラム世界では「北アフリカのメッカ」と呼ばれて、メッカ、メディナ、エルサレムに次いで4番目の重要な地。北アフリカ最古のグランド・モスク、マグレブで最も美しいといわれるシディ・サハブの霊廟は一見の価値あり。
・エル・ジェムの円形闘技場
エル・ジェムは内陸部に位置し、ローマ帝国時代にオリーブオイルを中心とした交易で発展した町。この町の唯一かつ最大のみどころが2世紀に建造されたコロセウムである。チュニジアで最も保存状態のよい遺跡で、ローマ、ヴェローナに続き3番目の大きさを誇る。ローマ時代、闘技場では剣闘士の戦い、奴隷や罪人と猛獣との戦いなど、残忍な闘技が頻繁に行われていたという。
・ケルクアンの古代カルタゴ市街とネクロポリス
ケルクアンは、世界でも稀なカルタゴ時代の遺跡が残る町。“チュニジアの財産”ともいわれる。他の町とは異なり、一部が破壊されただけでローマ人による再建も行われなかったため、古代カルタゴの城壁や住宅地、大神殿などの遺跡がよい状態で残されている。岩山の上には、墓石に装飾画を描いた墓地が点在し、そのハイレベルな文化もうかがえる。
・スースのメディナ
チュニスの南約140kmに位置するチュニジア第3の都市で、街は「サヘルの真珠」と呼ばれる美しいリゾート地。海岸近くの丘に、城壁に囲まれたメディナがある。メディナ内には中庭付きの住居が密集し、要塞リバト、グランド・モスクなどをはじめとする建造物も良い状態で残されている。
・ドゥッガ
北アフリカ最大のヌミディア、ローマ、ビザンティン複合遺跡で、保存状態も最もよい遺跡のひとつ。紀元前2000年にはヌミディア人がここに住み始め、カルタゴからフェニキア人がやってくる紀元前4世紀、ヌミディア王国の重要な都市として栄えたという。その後ローマに占領され、ビザンティン帝国時代には要塞化された。チュニジアの征服の歴史を見ることができる。
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