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カンボジア特集

■カンボオジアはここ!

政体= 立憲君主制言語= クメール語
住民= クメール人90%、ベトナム人5%、華人1%、ほか20以上の少数民族4%
宗教= 仏教徒(上座部仏教)約95%、そのほかイスラム教
面積= 18万1035km2 日本の約50%
人口= 約1336万人(2004年)
■アンコール遺跡群 ~栄華を極めたクメール人たちの誇り~
カンボジアの世界遺産として有名なアンコール・ワットは、今から130年前までその存在すら知られていませんでした。この巨大寺院群は、日本ではちょうど 平安~室町時代にあたる9世紀~15世紀、インドシナ半島を支配したアンコール王朝によって建造されました。その当時、およそ3万人の精鋭職人が、代々受 け継がれてきたアンコール建築・芸術の集大成として、30年もの年月をかけて完成させたと言われています。当時の人類史上では、たぐいまれな規模を誇る石 造建築物であったことでしょう。そして、アンコール・ワットの造営から遅れること半世紀、ますます強大になった王国には「現人神」と讃えられた王が君臨 し、神々の棲む世界をこの地上に再現するために王都アンコール・トムの造成が始まりました。その中心に位置するのが微笑みを讃えた四面仏塔バイヨンです。 しかしながら盛者必衰の言葉通り、王朝が長く続くことはありませんでした。フランス人博物学者によって発見された今、その壮大さや緻密さから、当時の栄光 を垣間見ることはできるようになりましたが、遺跡の全容はいまだに明らかになっていません。
・アンコール・ワット
12世紀後半に建立されたヒンドゥー教寺院で、現存する遺跡群の中で最大級を誇る。中央祠堂を取り囲む3重の回廊からなり、均整のとれた幾何学的な美しさ は見るものを圧倒する。内部の壁面にはヒンドゥー教や古代インドの叙事詩を描いたレリーフが施され、アンコール芸術の真髄とも言われる。
・アンコール・トム
トムとは「大きい」の意で、アンコール・トムは12世紀後半に建造された、城壁と環濠に守られた巨大な宗教都城であった。内部には仏教寺院バイヨンを中心に、王宮や寺院など数多くの遺跡が残されている。王朝最盛期には約10万人もの人々が暮らしていた「偉大なる都」。
・タプローム
12世紀、王が自分の母の菩提を弔うために建立した仏教寺院。3重の回廊と9つの祠堂、楼門
などからなる大きな建物には、あたりに生い茂るガジュマルの樹が複雑に絡み付いている。その勢いは寺院を今にも押しつぶしてしまいそうで、自然の力の脅威に驚かされる。
・バンテアイスレイ
王都の北東部、シェムリアップ川の河畔に建つ遺跡。「女の砦」という意味で、その名の通り、穏やかな微笑を浮 かべた数々の女神が、バラ色の壁面に刻まれている。その緻密なレリーフはアンコール芸術の中で最も洗練されていると評価されるほど。中央祠堂の女神像は 「東洋のモナリザ」と謳われる。
・プレアカン
プレアカンとは聖なる剣を意味し、12世紀にチャンパ軍との戦いに勝利したことを記念して建てられた仏教寺院。中には王妃の彫刻が残されており、子宝に恵まれる女神として信仰が篤い。
・プレループ
プレループとは身体を変えるという意味。中央伽藍と東塔門の間には死者を荼毘に付した石槽が置かれ、火葬の儀式が行われていたという。祠堂の四隅の壁面には「アヒル顔の女神」など、化粧漆喰を施した珍しい女神像が刻まれている。
・スラスラン
バンテアイクデイ遺跡の正面に位置し、「三沐浴の池」という意味を持つ聖地。東西700m、南北300mの巨大な池で、ほとりには獅子の欄干が残っている。よく地元の人々が沐浴したり、子供たちが水遊びする姿が見られる。
・ロリュオス
王都がアンコールに移るまで都が置かれた場所。アンコール王朝初めての本格的な都城で、メール山(須弥山)を象徴したバコン、王の両親に捧げた寺院プリアコー、大貯水池インドラタターカの中心に建つロレイの3つからなる。
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